ファスティング行程
1.ファスティング・食育外来受診(ZOOM)
まずファスティング・食育外来を受診ください(ZOOM 第一、三、五木曜 10:00~12:00, 14:00~16:00, 20:00~22:00)。メディカルファスティングおよびその後の健全な食生活についてご指導させていただきます。このZOOM外来のみを受けることも可能です。医療断食の意味、効能、健康になるための食はどのようにしたらよいかなど明日から実践できる内容を含みます。医療断食をするかどうかはこの外来を受けてから決めていただいても結構です。
2.前日~当日実施前
特に前日の生活・食事制限はありません。
当日朝からは絶食でで来院してください(水、お茶、砂糖なしのコーヒー・紅茶OK:糖分の入ったものは控えてください)。
3.ご来院、腸管洗浄液を注入
来院後、問診票に体調や既往歴の記載を行った後、専用の衣類に着替えます。
直径約2mmのチューブを鼻を通して胃内に留置後約2Lの腸管洗浄液を注入(約1.5時間:飲用可能な方はご自身でお飲み
4. 排便を待ちます
注入開始後、1時間前後から排便が始まり個人差がありますが10数回の排便後便汁はクリーンになります。
5. 全消化管洗浄の終了、帰宅
注入開始3~4時間で便通は治まり全消化管洗浄は終了。
全消化管洗浄終了後衣類を元に着替え、その後クリニックを後にしていただきます。
全消化管洗浄のみでもファスティングにはなりますが、その後のファスティングを続けることにより体への効能を最大限に享受していただけます。
帰宅後、仕事・家事可能。
6. 帰宅後
当日は当院で提供する玄米クリームを寝る前までに2回飲用。必ず他に水分を飲用、水・お茶で1日2~3リットルぐらいが目安です。
7.2日目
2日日は玄米クリームを一日4回(朝、昼、夕、就寝前)に分けて飲用。通常通りの仕事・家事可能。必ず他に水分を飲用、水・お茶で1日2~3リットルぐらいが目安です。この日の朝から昼にかけて体感の変化(スウィッチ感)が起こります。
3日目
3日目も2日目と同じことを繰り返します。
8.復食期
4日目が最も大切な復食期です。ここでドカ食いをすると体に変調を起こす可能性があり(下痢、極端な場合腸閉塞)、せっかくの成果が無駄になる場合があります。1日かけて胃腸に負担のかからないお粥からはじめて、5日目から通常食に戻していきましょう。ファスティング後は五感が非常に鋭敏になっており食の味覚を十分に感じることができるため、小食でも十分満足することができます。
本質的にご自身の身体を健康にしたいと考えておられる方はファスティング以後の食事を「穀物菜食」にすることをお勧めします。人間の腸(小腸・大腸)には100~1000兆もの微生物(腸内細菌)が住み着いており体との共生関係にあります。病気から人体を守る免疫の約70%は腸が担っており腸の状態を健康に保つことは最も重要です。このための秘訣は腸内細菌が喜ぶ食事をすることです。この食事こそ「穀物菜食」なのです。この食養生についてはFasting・食育外来で詳しくお教えいたします。